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Vol.73 カード審査のスコアリングとは!?

投資や保険など、お金に関する様々な質問や相談に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。

今回も前回に引き続き、
「クレジットカードの審査は何が基準なの?」

を取り上げます。

Q.先日、クレジットカードの勧誘を受けたので、
いい機会だと思い申し込んだのですが、審査に通らなかったらしく
カードを作ることができませんでした。

現在、わたしは契約社員として働いていますが
それが原因だったのでしょうか?

勧誘しておいて審査を通さないのも失礼な話だと思いますが、
いったいクレジットカードを作るときには
どのような審査が行われているのか教えてください。

(20代 女性)

今回はクレジットカード会社の
マーケティング戦略の立案にも従事するなど、
クレジットカード業界に精通している
今井進太郎さんに答えてもらいました。

FACE.jpg今井進太郎 プロフィール

1979年新潟県生まれ
2001年慶應義塾大学経済学部卒業
中小企業診断士

コンサルティング会社勤務を経て、
マーケティング支援会社コマスマーケティング(株)を設立。

クレジットカード会社のマーケティング戦略の立案に従事するなど、
クレジットカード業界に精通している。
クレジットカードの活用法に関する執筆活動も行なっている。

コマスマーケティング株式会社HP
カードマーケティングプロフェッショナルHP

■審査はスコアリングによって行われる

クレジットカードは無担保で借入や立替払いが可能で
非常に便利なサービスです。

しかし、無担保であるためクレジットカード会社には
貸し倒れのリスクが伴います。

貸し倒れを防ぐ為に、クレジットカード会社は新規申込があると、
その人にどれだけの「信用」を与えられるかを調査
します。

これが入会審査と呼ばれるものです。

入会審査は基本的に「スコアリング」
と呼ばれる点数付けで評価・判断
されます。

スコアリングとは、
1.「属性」
2.「その会社でのクレジット利用履歴」
3.「他社の借入金額や支払状況」
をコンピューターによる自動計算で
項目ごとに点数付けをしていく作業です。

1.「属性」

属性とは申込時に申込用紙に記入する申込者情報です。

一般的に「年齢」「勤続年数」「職業/勤務先」「雇用形態」
「年収」「居住年数」「居住形態」「家族構成」「電話」
の9項目が審査される属性としてあげられ、
項目ごとに点数が付けられます。

採点はコンピューターによる自動計算で行われます。

具体的には、「年齢」で言えば60歳までは年齢が高いほど点数が高く、
また「雇用形態」が正社員ならば20点、派遣社員ならば10点、
「居住」が持家(自己名義)ならば30点、
賃貸ならば10点といった具合に機械的に点数を付けていきます。

項目が空欄の場合は0点とカウントされる場合があるので、
申込用紙は必ずすべて埋めるようにしましょう。

2.「その会社でのクレジット利用履歴」

もともとカードを保有しているクレジットカード会社に申し込む場合は、
申込者の利用履歴がわかります。

利用方法を守り、
きっちりと支払いをしている場合は高い点数が付きますが、
逆に支払の延滞などがあるとカードを作るのは難しいといわれています。

3.「他社の借入金額や支払状況」

クレジットカードに申し込んだ際には他社での利用状況を調査されます。

これは、申込者に直接聞くのではなく、
「個人信用情報機関」と呼ばれる団体に問い合わせることで調査されます。

個人信用情報機関には申込者が今まで利用してきた金融商品の履歴が
事細かに掲載されており、他社でのカード所有数や
現在の借入金額や利用状況などがチェックされます。

さらに事故情報、いわゆるブラックリストもチェックされます。

申込用紙の「他社からの借入」欄に嘘を書いたとしても、
個人信用情報機関で確認されるので、
申し込みの際は正確な情報を記入するようにしましょう。

このようにスコアリングされた項目の点数を合計し
基準を満たすかどうかで審査が行われます


質問者さんは契約社員との事ですが、
それが審査に落ちた理由ではなく、
あくまでも総合点が基準点に満たなかったと考えられます。

契約社員でも実家暮らしでしたり、勤続年数が長いなど、
他の項目での評価が高ければ総合点は高くなり
審査通過が可能になるのです。

ただし総合点で基準を満たしていても、
ある1項目で基準を満せず却下となる場合もあるようです。

ブラックリストに載っていれば属性の点数が高くとも
カードを発行してもらえませんし、
借入金額や、居住年数などで落とされる場合もあるようです。

ここで、申込者の皆さんができるのは
申込用紙を正確に、空欄なく提出することでしょう。

■入会条件を確認し自分のライフステージに合ったクレジットカードを選ぶ

blogFIN72.jpg入会審査は上記のように行われますが、審査基準はクレジットカード会社、カードの種類によって差があります

クレジットカード会社は大きく「銀行系」(AMEX、JCB、UFJ、三井住友など)、 「信販系」(オリコ、ライフカードなど)、「流通系」(クレディセゾン、OMC、イオンカードなど)、「その他」(メーカー、消費者金融など)の4系列に区分されます。

一般的に「銀行系」は最も審査の難易度が高く、その分、社会的ステータスが高いといわれます。

「信販系」は銀行系の次に審査難易度が高く、
「流通系」は主婦層や学生、フリーター層を積極的に取り込むために
審査難易度は低い傾向にあります。

また、カードの種類によっても審査基準に差があり、
例えば「ゴールドカード」の様に
社会的ステータスの高いカードの審査は、年収に重きがおかれます。

現在では「学生向け」、「女性向け」、「新社会人向け」、など
特定の層がカードを作りやすい審査基準を設けたカードが
多くなってきていますので、
自分のライフステージに合ったカードを選ぶことをお勧めします。

スコアリングによる採点は変えることはできませんが、
審査通過しやすいように自分のライフステージに合った審査基準や
条件のカードを選ぶことはできます。

事前に条件や審査基準を把握していれば
審査通過はそれほど難しくないのではないでしょうか。

今回のポイント!

・申込者はスコアリングによって評価・判断される。

・申込用紙は正確に、空欄がないように埋める。

・クレジットカード会社、カードの種類によって
 審査基準・入会条件に差がある。

・自分のライフステージに合ったカードを選ぶ。

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2008-10-28 11:32  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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